御客屋の米作り
お知らせ
日本の水田稲作は、約3,000年前に九州北部に最初に伝わったと考えられています。その九州北部を東西に流れる九州一の大河”筑後川”の下流部には、今も広大な水田が広がっており、まさに日本有数の稲作地帯になっています。
黒川温泉は筑後川のはじまり、源流域に位置していて、わたしたち御客屋では湧出する清涼な水を利用して三反四畝の田んぼで米作りを行っています。今年からは新たな体制で田植えが始まりました。
薫風そよぐ5月の半ばごろに田植えを行いました。季節は二十四節気の“立夏”、新緑と土の匂いが感じられる早朝から活動が始まります。田植え機と人の手でお昼過ぎまでかけて苗を植えました。お昼はボリュームあるあか牛のお弁当を食べて精をつけ、午後からはイノシシやシカ避けの柵を設けました。イノシシは苗を食べるのではなく泥浴びにやってくるのです。
8月半ばの“立秋”現在、暦の上では夏から秋へと季節が移り変わりました。田の稲はすくすくと順調に成長しています。10月中旬の収穫時期には、全量で900kg弱の収穫を見込んでいます。
高い標高が生む昼夜の寒暖差と清らかな水が、粘りのあるもちもちとした食感と食味豊かなお米を育てます。予祝では「ご縁むすび膳」や「ご縁粥膳」など、“日本のお米”を中心としたお料理をメインでご提供いたします。自家製米を収穫した暁には皆さまにぜひお召し上がりいただきたいです。立派なお米になるようしっかりと育てていきます。